綿帽子と角隠しについて

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心グループでは「狐の嫁入り®」プランで、花嫁さんが婚礼の時に被る「綿帽子」「角隠し」「白無垢」を扱っていますが、正式なお支度ってどんな感じなの?と疑問に思う方も多いかと思います。という事で今回は、気になる花嫁さんのお仕度についてご紹介させて頂きます。

綿帽子と角隠し

綿帽子

狐の嫁入り

元々は身分のある女性がホコリよけとして被っていた。 結婚式が終わるまでは花嫁は顔を隠し、旦那様になる人以外には顔を見せないようにするという意味がある。

角隠し

狐の嫁入り

怒りを象徴する角を隠し従順さを示すものであり、夫に対し角を隠して家庭を守っていきますという意味がある。

何故花嫁は白無垢を着るのか

狐の嫁入り

旧くから「白」という色は死者の色という認識があり、白無垢と綿帽子を被った花嫁は一旦実家の娘としては死ぬという意味があったそうです。そして、真っ白な姿で相手方に嫁ぎ相手の色に染まること、娘として育った実家に別れを告げるという決意の証を意味します。

ちなみに、死装束の着物の仕立てでは縫い始めと縫い終わりの玉留めや 縫い途中の返し縫いなどはしません。三途の川を渡るのを「引き留める」ことや「返って」来ないようにとの意味があります。白無垢を着て晴れて花嫁となった女性は、嫁ぎ先で新しく生きていく決意を表すために赤い打掛(赤は生命力を意味する色とされていました)や色打掛を着ることが一般的なんだそうです。白無垢と色打掛には2つ揃って『一度死んだ花嫁が妻として蘇る』という重要な意味合いがあったんですね。

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