平安京建設時の風水 – 京都魔界巡り

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平安京遷都

泣くよ うぐいす 平安京
794年に平安京が設立されて以来、京の都は風水によって繁栄してきたという説があります。

平安京の建設時、人々は怨霊を恐れていました。そのため古来中国の四神相応という風水説を取り入れ、京の都を守ろうとしたといわれています。

四神相応

四神相応

背後に「山」、前方に「海、湖沼、河川の水」、そして左右に「砂(さ)とよばれる丘陵もしくは低い山」を配置し囲むことで、【風を蓄え、水を集める】形態とすること。

四神

京都を守っている獣たちを四神といいます。

  • 東の【青龍】青龍

    青い(緑の)龍。左側の砂と春を司る。緑や木を象徴する。八坂神社に祀られている。

  • 西の【白虎】白虎

    白い虎。右側の砂と秋を司る。白や金を象徴する。松尾大社に祀られている。

  • 南の【朱雀】朱雀

    赤い鳳凰。湖と夏を司る。赤や火を象徴する。城南宮に祀られている。

  • 北の【玄武】玄武

    蛇を身体に巻きつけた亀。山と冬を司る。黒や水を象徴する。上賀茂神社に祀られている。亀は「長寿&不死」、蛇は「生殖&繁栄」の象徴。

鬼門と鬼

「古来、北東と南西にはたいそう大きな敵がおったそうな。」

そのことから、北東は鬼門、南西は裏鬼門と呼ばれています。特に北東は鬼が出入りする方角とされ、今現在でも家を建てる際に玄関や水回りを配置すると悪いことが起きるという説もあるそうです。

ここででてくる鬼とは「死者の霊魂」のことなのですが、鬼は病、死、不幸、災いを人々にもたらします。その為人々は鬼門からの魔物を恐れ、北東にたくさんの寺社仏閣を建てました。

鬼門封じとして「比叡山、延暦寺」を中心に「赤山禅院」など数々のスポットがあります。

そんな、たくさんの魔界スポットが存在する京都で、【風水からパワーをもらう五社めぐり】やひんやり、ぞくっとする寺社めぐりをしてみるのはいかがでしょうか。

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