名所案内 – 京都魔界巡り

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北は玄武、東に青龍、南は朱雀、西に白虎。
南は光を取り込むため(玄関が南向きなのはそのため)、そして北・東西の山から水が流れてくる京都の盆地地形は、風水としては好条件だそう。そして、「魔」が入り込みやすい方向は北東、「鬼門」とされている。

貴船神社

貴船神社

縁結びが有名な貴船神社ですが、謂れの中には叶わなかった女が鬼と化して男を襲い、安倍晴明によって祈祷され息絶えたとの伝説もある。女の恨みはそれこそ怖そうですよね・・・

鞍馬寺

鞍馬寺

「鬼門」から現れる怨霊たちから都を守る寺の一つ。本殿金堂前の金剛床は、宇宙のエネルギーである尊天の波動が果てしなく広がる様を模し、人間が一体化するための修業の場でもあります。また京都の怨霊の一人「早良親王」からも都を守るため、祀られている崇導神社とは一直線に並べられています。六芒星の床の中心に立てば、宇宙からのエネルギーを感じられるかも?

比叡山

比叡山

京の都の「鬼門」の要であり、日本三大霊山のひとつ。天台宗の総本山でもあり魔物と対峙できる霊力の強い高層たちが多くいたのです。

赤山禅院

赤山禅院

「鬼門」を封じる寺で、比叡山延暦寺の別院。寺院なのに「神」を祀り、その本尊は、「閻魔大王」と同一視される「泰山府君(たいざんふくん)」。陰陽師ではまず頼ることない「魔王」の力を、安倍晴明が借りたとの言い伝えもあり、その力が「閻魔大王」との謂れがあるのです。

化野念仏寺

化野念仏寺

境内には、約8,000体という夥しい数の石仏、石塔がある。石をひとつ、ふたつと子供が積み上げては、鬼が崩しに来るという『賽の河原』のように見えることから、この場所は『西院の河原』と呼ばれるようになったそうだ。

白峰神宮

白峰神宮

最恐の怨霊「崇徳上皇」を祀る神宮。争いで敗れ、香川県に流された崇徳上皇は、現在の坂出市で死去し、白峯陵に葬られているが、異郷に祀られている上皇の霊を慰めるため、孝明天皇並びに明治天皇の命により神霊を京都へ移した。

晴明神社

晴明神社

言わずもがな、一条天皇が偉業を讃え、安倍晴明を祀っている神社。陰陽師として有名な安倍晴明ですが、本来彼は今で言う国家公務員で、業績によってたくさんの業種・位を与えられていたようですよ。エリート街道を自分の力でもぎ取った人なのでしょうね。

一条戻橋

一条戻橋

当時、天皇が住む大内裏は、人が住む場所の一番上(北部)にあたり、それが一条通を背にした場所。つまり、一条通より北は、人の住む場所ではなく、「異界」との境界線とされた。また、埋葬地へ向かうために利用されていたこの橋は、現世と来世を繋ぐもの。そう・・・「死者」が「この世」にもどる場所・・・

知恩院

知恩院

知恩院には七不思議が存在し、そのうちのひとつが、狐の忘れ傘というものです。それは、御影堂を建立するとき、このあたりに住んでいた白狐が、自分の棲居がなくなるので霊巌上人に新しい棲居をつくってほしいと依頼し、それが出来たお礼にこの傘を置いて知恩院を守ることを約束したんだとか。

六道珍皇寺

六道珍皇寺

地獄の使者ゆかりの寺。小野篁(たかむら)は、昼間は天皇に仕え、夜は閻魔大王に仕え、地獄の裁判を手伝っていたと言われます。このお寺には、小野篁がこの世と、冥界を行き来した入口とされている井戸があり、あなたの地獄へ近づける場所かもしれません・・・

伏見稲荷大社

伏見稲荷大社

千本鳥居は「異界」へのトンネル。歩き進むうちに恐怖を感じたあなたは「魔界」へ足を踏み入れているかも・・・

 

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